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リバース:1999 バルーンパーティーの性能考察

バルーンパーティー 基本性能

リバース:1999のパミエのエピソードである「長い夜の末まで」が公開され,その報酬として新規★5心相として「苦しい旅の途中」が追加されました.

本心相と相性の良いキャラクターである★5キャラクターのバルーンパーティーの性能を考察していきます.

目次

性能

本源岩 (MINERAL)
共鳴しわがれた残響
クリティカル洞察III :
クリティカルテクニック : 236
クリティカル率 : +7.9%
クリティカルダメージ : +11.8%
* クリティカル率=(クリティカルテクニック)/30
* クリティカルダメージ=(クリティカルテクニック)/20
基本情報

洞察効果及びスペルにより自身と味方にカウンターを付与することも可能な残り体力に依存した回復を行うヒーラーです.

アルティメットによりダメージを軽減することに優れたバフを付与することも可能です.

スキルとアルティメット

スペル1

ランク効果
ランク1単体攻撃.
160%のリアルダメージを与える.
自身が[パーティーバルーン]または[イノセントバルーン]を獲得している場合,この攻撃時の貫通率が50%アップする.
ランク2単体攻撃.
240%のリアルダメージを与える.
自身が[パーティーバルーン]または[イノセントバルーン]を獲得している場合,この攻撃時の貫通率が50%アップする.
ランク3単体攻撃.
400%のリアルダメージを与える.
自身が[パーティーバルーン]または[イノセントバルーン]を獲得している場合,この攻撃時の貫通率が50%アップする.
スペル1 情報

スペル1「ピニャータ」です.

条件を満たした際には非常に貫通率の高いスペルとなります.

バルーンパーティーはアタッカーとしての役割を行なうことはありませんが,スペルの倍率としては見た目以上に高い火力を持つスペルです.

スペル2

ランク効果
ランク1範囲回復.
味方全員に対して,失ったHPの25%分の回復を行う.
ランク2範囲回復.
味方全員に対して,失ったHPの30%分の回復を行い,さらに[パーティーバルーン]を1スタック付与する.
ランク3範囲回復.
味方全員に対して,失ったHPの40%分の回復を行い,さらに[パーティーバルーン]を2スタック付与する.
スペル2 情報

[パーティーバルーン] : 攻撃者にバルーンパーティーのリアル防御力×100%のジェネシスダメージを与える (発動すると1スタック減少する).

スペル2「ゴホンゴホン」です.

自身のステータスではなく,回復対象の失ったHPに依存して回復量が決まる特殊な回復を行うスペルです.

ただし,ベースの回復量こそ上記の通りバルーンパーティーのステータスには依存しませんが,バルーンパーティーの回復率に影響を受けて,回復量を向上させることが可能ですし,クリティカルも発生します.

アルティメット

ランク効果
範囲攻撃.
敵全員に250%のリアルダメージを与える.
また,味方全員に[イノセントバルーン][パーティーバルーン]をそれぞれ1スタック付与する.
さらに最もHP割合の低い味方に対して,失ったHPの10%分の回復を行なう.
アルティメット 情報

[イノセントバルーン] : ダメージ軽減+25%.攻撃を受けると失ったHPの20%を回復する (発動すると1スタック減少する).

[パーティーバルーン] : 攻撃者にバルーンパーティーのリアル防御力×100%のジェネシスダメージを与える (発動すると1スタック減少する).

アルティメット「いい子と悪い大人」です.

敵全員にダメージを与えますが,倍率自体は非常に低めです.

そのため,メインの効果としては[イノセントバルーン]の付与と言えます.

[イノセントバルーン]は,[強固]と同様にダメージ軽減が25%アップする[状態強化]の効果を持ちます.

加えて,攻撃を耐えた際,その攻撃によって受けたダメージの20%分の体力を回復します.

この時の回復は,被回復キャラクターではなく,バフを付与したキャラクターであるバルーンパーティーの回復率の影響を受けます.

そのため,仮にバルーンパーティーの回復率が30%で,対象キャラクターが2,000のダメージを受けて,体力が4,000/10,000 になった場合,回復する値としては,(10,000 – 4,000) * 20% * 1.3 = 1,560 となります.

非常に大きなダメージ低減の効果のあるバフであるため,発動するタイミングによっては大きなダメージ減少を期待できます.

サザビーの[継続回復]やネクロ・ロギストの[祈り],6 (Six) の[ヒーリングI]などと同様ですが,[状態強化]による回復は回復率の影響を受けますが,クリティカルは発生しません.

そのため,[イノセントバルーン]の回復でもクリティカルは発生しません.

洞察

洞察レベル効果
洞察Iターン開始時,[パーティーバルーン]を1スタック獲得する.
この効果は,最大3回まで発動する.
洞察IIバトル開始時,回復率が10%アップする.
洞察IIIターン開始時に獲得した[パーティーバルーン]の効果がバトル終了時まで継続する.
洞察レベル表

洞察II では,単純に回復率が+10%されます.

ヒーラーとしてはシンプルに有用な効果と言えます.

そして,洞察III では,洞察I により獲得する[パーティーバルーン]のスタックが解除されなくなります.

これにより,[パーティーバルーン]による継続的なジェネシスダメージを与えられる他,スペル1の「ピニャータ」の追加条件が確実に発動されることによるダメージ向上が期待できます.

塑造

塑造レベル効果
1アルティメット「いい子と悪い大人」の効果による,発動後の最もHP割合の低い味方のHP回復量が下記のとおりにアップする.
失ったHPの10% → 失ったHPの20%
2スペル1「ピニャータ」の追加効果による,貫通率アップ効果が下記のとおりにアップする.
50% → 70%
3スペル2「ゴホンゴホン」の味方全員の回復量効果がそれぞれの失った下記のHP分にとおりにアップする.
スペルランク1/2/3 : 25/30/40% → 30/35/45%
4アルティメット「いい子と悪い大人」の与えるリアルダメージが下記のとおりにアップする.
250% → 300%
5アルティメット「いい子と悪い大人」の効果による,発動後の最もHP割合の低い味方のHP回復量が下記のとおりにアップする.
失ったHPの20% → 失ったHPの30%
塑造レベル表

最も影響の大きな塑像効果としては,塑像3のスペル2「ゴホンゴホン」の回復量アップ効果だと思います.

その他,アルティメット「いい子と悪い大人」の発動後の単体回復の効果アップも有用です.

キャラクタービルド

心相

基本的には,「好奇心の塊」を記憶することになると思います.

心相増幅効果の対象となるデバフ系通常スペルは持ちませんが,★6心相であることによる高水準なステータスと基本ステータスにより回復量が向上します.

好奇心の塊
心相名好奇心の塊
攻撃力360
HP2,600
リアル防御力180
メンタル防御力160
回復率18.0 %
心相増幅 Lv.5記憶者がデバフ系通常スペルの発動後,最もHPの低い味方のHPを自身の攻撃力×48%分回復する (毎ターンで最大1回まで発動).
好奇心の塊 (Lv.60時点)

もう一つの選択肢として,回復量を優先する選択です.

この場合,★5心相である「苦しい旅の途中」あるいは「楽しげな笑い声」を記憶することになります.

★5心相であるため,「好奇心の塊」などの★6心相と比較するとステータスは低いですが,バルーンパーティーのベースの回復量はバルーンパーティー自身のステータスに依存しません.

そのため,「好奇心の塊」よりも回復率が高いという点を最大限活かすことが可能です.

「苦しい旅の途中」は,心相増幅効果と合わせて回復率が最大27%アップするため,回復量だけを考えた場合は,最も大きな回復を行う事ができる選択になります.

心相増幅の効果が記憶者の残りHPに依存して発動するため,心相増幅Lvを上げることで,バルーンパーティーの体力水準が高いが,他の味方キャラクターを回復したい場合でも効果の対象とできるようになります.

一方,「楽しげな笑い声」は,ターン経過が必要となりますが,バルーンパーティーの状態に依存せず回復率が最大24%アップします.

その他,基本ステータスとしてダメージ軽減が10%上がるため,長期戦での安定的な運用を考えた場合は,記憶する候補となると思います.

苦しい旅の途中
心相名苦しい旅の途中
攻撃力280
HP2,000
リアル防御力150
メンタル防御力160
回復率15.0 %
心相増幅 Lv.5記憶者の残りHPが80%未満の時,回復率が12%アップする.
苦しい旅の途中 (Lv.60時点)

仕様かどうかは不明ですが,「苦しい旅の途中」の心相増幅による回復率アップは,[イノセントバルーン]の回復量には寄与しませんでした (処理漏れだと思われますが).

サザビーの[継続回復]と同等の処理だと思われるため,そちらでも一応も確認しましたが,記事公開時点では同様に回復量の向上を確認できませんでした.

おとぎの国の外と同等であれば,[状態強化]を付与した時点の回復率ではなく,[状態強化]の効果により回復する時点の回復率で計算されるはずです.

そのため,バルーンパーティーの体力が低い状態で,「苦しい旅の途中」の心相増幅効果が適用されるように[イノセントバルーン]を付与する発動するタイミングを選ぶ等の考慮は不要と思われます.

つまり,バルーンパーティーの体力が最も低く,アルティメット「いい子と悪い大人」の単体回復の対象となってしまい,[イノセントバルーン]を体力水準が80%を超えた状態で付与することになったとしても,気にしなくて良いということです.

共鳴

複数の選択肢があります.

1つは心相に「好奇心の塊」や「楽しげな笑い声」を記憶する場合です.

この場合は,自身のステータスが基本的に他のキャラクターの生存には寄与しないため,ダメージ軽減が高くなるように嵌め込むことになると思ます.

バルーンパーティー 共鳴 (1)

もう1つは,「苦しい旅の途中」を記憶する場合です.

「苦しい旅の途中」を記憶する場合,バルーンパーティーの生存率を上げるために,ダメージ軽減を上げ過ぎると心相増幅効果が発動しない可能性があります.

回復のクリティカルは攻撃時のダメージと比べて,30%程度しか回復量に寄与しないため,狙うほどのものではないですが,ダメージ軽減の代わりにクリティカル率が高くなるように嵌め込むというアプローチもあります.

紹介している配置では,ダメージ軽減を上昇させた場合と比べて,1.08倍程度の回復量上昇が見込めます.この量のクリティカルに寄せてまで欲しいかは好みですね.

増幅Lv.5で残りHPが80%未満で発動するため,基本的には増幅効果は発動するとは思いますが,「苦しい旅の途中」を記憶するなら,きっと回復大好きなので,クリティカルを優先して,回復量をさらに上げましょう!!

また,リアルダメージ用の敵とメンタルダメージ用の敵で入れ替える程の意味は見いだせないため,体力向上と割り切ってリアル防御力とメンタル防御力の両方をどちらも嵌め込んでいます.

体力が高くて少し脆い程度が望ましいと考えるため ,リアル防御力はジェネシスダメージに影響するため嵌め込むことになると思いますが,メンタル防御力に関しては削っても良いとは思います.

バルーンパーティー 共鳴 (2)

どこまでをダメージ軽減に割いて,どこまでをクリティカルに割くかは好みですが,折衷案でも良いです.

バルーンパーティー 共鳴 (3)

運用

バルーンパーティーがより活躍するには,パーティーの他のキャラクターが育成されていることが前提となります.

育成されたキャラクターと編成することで,失ったHPを参照した回復量が大きくなることが望めます.

また,アルティメット「いい子と悪い大人」は,ダメージソースとしては大きく期待できないため,実質的には攻撃に反応するスタック消費型のバフの付与がメインの効果となります.

そのため,ステージによっては,再発動できるほどのMPを無駄にするのは良くありませんが,必要なタイミングでしっかりと発動できるようキープすることが多くなるスキルであると言えます.

その他,基本的には発生しませんが,運用上の注意が1点だけ存在します.

それは,1ターンにバルーンパーティーの複数の回復スキルを発動する際にどうするかという点です.

この「失ったHPが多い時に回復する効果量が高い方を選択したほうが良いか」については,順序逆転しても最終的な結果は同じになります.

そのため,クリティカルの発生も同じ状況が起きることを前提とする場合 (期待値で考えた場合でも同様) には,選択による影響はありません.

そのため,基本的にはないと思いますが,「苦しい旅の途中」を記憶する場合で,先に回復量が高いスペルを発動すると心相増幅の効果範囲外となる可能性がある際は,回復量が低い方から使用すると良いと思います.

ただし,複数の回復スキルと言っても一方がアルティメットスキルである場合でバルーンパーティーが対象とならない場合は回復量に関しては気にする必要がありません.

この場合は,別の懸念点として,クリティカルの判定は個別で行われるために,先に通常の回復スペルを発動してクリティカルが発生した場合,最もHP割合の低い味方キャラクターに変化があるパターンが存在します.

MPを無駄にしたい場合やアルティメットの回復を今の対象とは別のキャラクターに行う可能性に賭けたい場合を除いては,アルティメットを先に発動するようにしましょう.

普通にしている分に気にしなくて良いということですね.

評価

バルーンパーティーは,不安定ではありますが,状況によっては非常に強力な回復を行えるキャラクターです.

ただし,回復ではないもう一方の通常スペルはAttack 系スペルであり,Heal 系スペルの追加効果もジェネシスダメージを与えるカウンターの追加であるため,ダメージソースとはなりますが,通常スペルとしてのパーティーへの貢献は基本的には回復のみとなります.

アルティメットに関しては,さらに[イノセントバルーン]を付与することができ,非常に大きなダメージ軽減と回復が行えます.

強力ではありますが,アルティメットの頻度としては多く発動するものではないため,やはり回復でどこまでパーティーへ貢献できるかがメインのキャラクターとなると思います.

稀にギミックでカウンターによって,固定1ダメージとなる敵への特攻になったりもしますが.

また,バルーンパーティーのメインの活躍先としては,深眠域ではないかなと思います.

深眠域では,2パーティーが必要となるため,その一方のパーティーでの編成することで活躍できます.

岩 (MINERAL) 本源が有利なたてがみ手配書の「沼の怪現象」ステージでは,追加条件でカウンター状態の際にダメージ軽減が加わります.

これにより,「沼の怪現象」ステージでは,非常に強力なパーティーの戦線維持を行うのに適したキャラクターとして活躍できます.

ただし,沼の怪現象が非常に強力な攻撃を行ってくる都合で,バルーンパーティーのパーティーへのメインの貢献としては,低水準となった体力をリカバリーする大きな回復量が望まれて編成されることになると思います.

回復は必要だけど,他の役割も必要となる場合には,非常に活躍が難しいキャラクターであると考えます.

終わりに

以上, バルーンパーティーの紹介でした.

初めての★5キャラクターの性能考察記事ですね.

今だと,基本的には,★5キャラクターを編成することはないため,そこまで性能考察をしておきたいキャラクターは居ませんが,もう少しだけありそうです.

本記事が何かの参考になれば幸いです,お読みいただきありがとうございました.

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