リバース:1999 のV1.2もすべてのイベントが開放され,運営からV1.3 「モル・パンク遊記」の実装日が発表されました.
同時にV1.3からの新機能として,共鳴プランの機能についての追加も発表されました.
発表の詳細については,公式Xのポストを参照ください.
確かに,これによって,キャラクター別に複数の共鳴の配置パターンを保持できることは便利です.
しかし,追加される共鳴プランの機能はどの程度必要なのでしょうか.
私なりに考えてみましたので,お時間ありましたら読んでいただけると嬉しいです.
アタッカーの利用用途
クリティカルアタッカー
まず,最も単純にクリティカルアタッカーでの利用が考えられます.
つまり,以下のような状況での切り替えです.
No. | 状況 | 共鳴の配置 |
---|---|---|
1 | [朦朧] を付与できるキャラクターがパーティーに居ない | クリティカル率を厚く取る. |
2 | [朦朧] を付与できるキャラクターがパーティーを居る | クリティカル率を下げ,ダメージボーナスを上げる. |
クリティカルアタッカーの場合,No.1 のようなパーティーに [朦朧] を付与できるキャラクターがいない場合,3マスの思念を利用して,クリティカル率を厚く取ることになると思います.
しかし,もし [朦朧] を考慮した場合にはクリティカル率が十分な場合もあります.
その際は,ダメージボーナスを代わりに上げることができるようになります.
私はリーリャを所持していないので,トゥースフェアリーと組また際など,クリティカル率を下げたいなと思うことがあるかはなんとも言えません.
現在この新機能で一番うれしいのは,リーリャではないかと思います.
一応,レグルスも嬉しいとは思いますが,レグルスには [ビーティングハート] があります.
しかし,リーリャには確定クリティカルとなった場合,過剰なクリティカル率が出てきます.
これにより,共鳴で手厚く取ったクリティカル率が無駄になる状況が発生するため,その状況がこの機能により多少改善されるのではないでしょうか.
クリティカル以外のアタッカー
クリティカル率に依らない通常アタッカーでは,それほど大きくは変わらないのではないかと思います.
とはいえ,全くの無価値だと思っているわけではありません.
仮定を重ねた机上論ではありますが,ご参考になれば良いなと思います.
比較対象外について
共鳴の5マスの思念が [交差する戦慄] 型である場合は,ダメージボーナスを殆ど上げられません.
スペルがクリティカルに依らない場合は,4マスの思念で組むことになると思います.
しかし,ダメージボーナスとクリティカル率で寄せてみても差分が殆どありません.
そのため,基本的には関係ないのではないかなと思います.
とはいえ,ケントゥリオンでしか頭の中考えていませんが.
ダメージボーナスとクリティカル率の比較
ここでは,エターニティを例に取ります.
エターニティと同じようにクリティカルテクニックが低く,共鳴の5マスの思念が [迂回する唸り声] 型である場合は同様の結果になると思います.(コーンブルメとかですね.)
左のステータスは,共鳴でダメージボーナスを優先した配置です.
右のステータスは,共鳴でクリティカル率を優先した配置です.
[迂回する唸り声] の共鳴の配置に関しては,別記事を参照ください.
それでは,上記のステータスでダメージを計算してみましょう.
計算式や敵側の耐性等は,あまり考えずに,単純な乗算だと仮定します.
ここでは,その際のダメージ計算式は,以下のような形とします.
今回の共鳴の配置では, [個人ステータスから導かれるダメージ] に関しては等しいです.
そのため,ここでは 100 として計算します.
このダメージ計算式で齟齬が出るようだと考え直さないといけないです.
ただ,リバース:1999は敵側のステータスが正確に出ているわけではありません.
曖昧なのはご容赦ください.
通常時の比較
特にクリティカル率に関するデバフがない場合,ダメージの期待値は以下のとおりです.
No. | 配置 | 期待値 | 計算式 |
---|---|---|---|
1 | ダメージボーナス | 128.99964 | 100 * (1.487 * 0.24 + 1.00 * 0.76) * (1.00 + 0.155) |
2 | クリティカル率 | 128.407365 | 100 * (1.557 * 0.31 + 1.00 * 0.69) * (1.00 + 0.095) |
微差ではありますが,ダメージボーナスの方が優位です.
デバフの付与時の比較
続いて,[朦朧] を1スタックできていた場合,ダメージの期待値は以下のとおりです.
[朦朧] はデバフですが,計算上はクリティカル率上昇と特に違いは
そのため,単純にクリティカル率を上げて計算しています.
No. | 配置 | 期待値 | 計算式 |
---|---|---|---|
1 | ダメージボーナス | 143.061765 | 100 * (1.487 * 0.49 + 1.00 * 0.51) * (1.00 + 0.155) |
2 | クリティカル率 | 143.65524 | 100 * (1.557 * 0.56 + 1.00 * 0.44) * (1.00 + 0.095) |
微差ではありますが,クリティカル率を優先した配置の期待値が上回りました.
以降は,クリティカルが出やすくなればなるほどクリティカル率を優先した配置の方が期待値が高くなります.
一応,一番想定される状況が多いトゥースフェアリーと組んだ状況を考えましょう.
[朦朧] の1スタックと [乳歯] の特殊効果によるデバフを考えます.
No. | 配置 | 期待値 | 計算式 |
---|---|---|---|
1 | ダメージボーナス | 144.193665 | 100 * (1.637 * 0.39 + 1.00 * 0.61) * (1.00 + 0.155) |
2 | クリティカル率 | 145.11159 | 100 * (1.707 * 0.46 + 1.00 * 0.54) * (1.00 + 0.095) |
3 | ダメージボーナス | 162.58704 | 100 * (1.637 * 0.64 + 1.00 * 0.36) * (1.00 + 0.155) |
4 | クリティカル率 | 164.465715 | 100 * (1.707 * 0.71 + 1.00 * 0.29) * (1.00 + 0.095) |
No.1 と No.2 は, [乳歯] の特殊効果のみの場合です.
No.3 と No.4 は, [朦朧] の1スタックと [乳歯] の特殊効果の両方の場合です.
どちらの場合でも今回はクリティカル率を優先して配置した方が優位になります.
ヒーラーの利用用途
アタッカーと異なりヒーラーがクリティカル率を求めることは多くはありません.
おそらく現時点でこのトレードオフとなるのは,トゥースフェアリーのみかと思います.
HP,リアル防御力,メンタル防御力の耐久周りのステータスとクリティカル率のトレードオフになります.
基本的には好みになるため,プレイヤーによっては変わります.
しかし,パーティーやステージで変わることはあまりないと思います.
そう言った意味で,ヒーラーへの影響は小さいと思います.
バッファー及びデバッファーの利用用途
メインあるいはサブの役割によるため,省略します.
まとめ
いかがだったでしょうか.
リバース:1999で実際に実装されたら意見が変わるかもしれません.
ただ,トゥースフェアリーやボイジャーなどで [朦朧] を利用する人には嬉しいアップデートだと思います.
また,本記事では, [偽りのうわごと] 型のアタッカーについては,触れていません.
大変そうだったので,これについてはまた別途考えたいなと思います.
次は関連して,リバース:1999の共鳴の配置についての記事を記載したいですね.