リバース:1999のパミエのエピソードである「長い夜の末まで」が公開されました.
折角ですので,初心者用ミッション「8日間の手紙」の最後に獲得できるため,すべてのタイムキーパーのスーツケースに居るパミエについて考察していきたいと思います.
性能
本源 | 獣 (BEAST) |
---|---|
共鳴 | 迂回する唸り声 |
クリティカル | 洞察III : クリティカルテクニック : 300 クリティカル率 : +10.0% クリティカルダメージ : +15.0% * クリティカル率=(クリティカルテクニック)/30 * クリティカルダメージ=(クリティカルテクニック)/20 |
自身の体力水準が低い際は生存能力に優れた能力を強化し,自身の体力水準が高い場合には攻撃力を強化することで戦闘を進めることができる回復も行えるダメージディーラーです.
アルティメットスキルは,自身のすべてのでデバフを解除し攻撃を行います.
その後,自身は1ターンの間デバフを受けなくなるため,攻撃と防御の両面で非常に高い効果を発揮します.
スキルとアルティメット
スペル1
ランク | 効果 |
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ランク1 | 単体攻撃. 200%のメンタルダメージを与える. |
ランク2 | 単体攻撃. 200%のメンタルダメージを与え,追加で自身の攻撃力×50%のジェネシスダメージを与える. |
ランク3 | 単体攻撃. 300%のメンタルダメージを与え,追加で自身の攻撃力×100%のジェネシスダメージを与える. |
スペル1「強権」です.
ランク1時点では,非常に高い倍率を誇りますが,ランク2以降の倍率は抑えめです.
特にランク1 → ランク2においては,通常ダメージのみの効果の場合,1.5倍程上昇されるはずですが,本スペルにおいては,攻撃力×50%のジェネシスダメージしか加わりません.
基本的な状況においては,攻撃力×50%のジェネシスダメージよりも,300%になってくれた方が火力が出るため,倍率としては弱目の効果と言わざるを得ないでしょう.
ランク3においても同様のことが言えるため,行動回数とMP獲得を考慮しない場合,最もパフォーマンスが良いのはランク1で発動してしまうのが良いスペルと言えます.
スペル2
ランク | 効果 |
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ランク1 | 範囲回復. 味方全員のHPを発動者の攻撃力×60%分回復する. 対象のHPが50%以下の場合,さらに追加で発動者の攻撃力×30%分回復する. |
ランク2 | 範囲回復. 味方全員のHPを発動者の攻撃力×90%分回復する. 対象のHPが50%以下の場合,さらに追加で発動者の攻撃力×45%分回復する. |
ランク3 | 範囲回復. 味方全員のHPを発動者の攻撃力×150%分回復する. 対象のHPが50%以下の場合,さらに追加で発動者の攻撃力×75%分回復する. |
スペル2「ジャスティス」です.
デフォルトの回復量としては,他の攻撃力を参照するヒーラーに比べて倍率が低いですが,追加条件を満たすことで,それらの倍率を上回ることが可能です.
ただし,追加条件は「対象のHPが50%以下」の場合であるため,パミエではなく被回復対象の状況に依存することには注意が必要です.
アルティメット
ランク | 効果 |
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– | 単体攻撃. 自身のすべての[ステータス低下],[状態異常],[行動阻害]を解除し,1ターンの[弱体無効]状態になる. その後,400%のメンタルダメージを与え,追加で攻撃力×100%のジェネシスダメージを与える. |
[弱体無効] : [ステータス低下],[状態異常],[行動阻害]にかからなくなる.
アルティメット「マベリック・ジャッジメント」です.
自身のデバフを解除した後に攻撃を行うため,ダメージボーナス低下やアルティメット威力低下のデバフを受けずに攻撃可能です.
また,[弱体無効]状態を獲得するため,1ターンの間[気絶]等の行動不能にならないため,基本的には次ターンの行動が保障されます.
洞察
洞察レベル | 効果 |
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洞察I | 攻撃時,自身の残りHP割合対象より高い場合,攻撃力が15%アップする. |
洞察II | バトル開始時,攻撃力が5%アップする. |
洞察III | 攻撃時,自身の残りHP割合が対象より低い場合,HP吸収率が15%アップする. |
洞察I の効果は,攻撃時に非常に強力な攻撃力アップを行うことができる効果になります.
基本的には発生しませんが,戦闘開始時で互いの残りHP割合が100%であるなどの同一の場合は効果を満たしません (「より高い場合」ですからね).
洞察II の効果は,バトル開始時に攻撃力が5%アップします.
戦闘中の効果であるため,心相や共鳴により上昇したステータスに対して効果が加わる非常に強力な効果と言えます.
洞察III の効果は,攻撃時にHP吸収率を向上させる効果です.
洞察I とは異なり,自身の防御面に寄与する効果と言えます.
また,HP吸収率は,ジェネシスダメージを含んだトータルのダメージで回復量を決定するため,ランク2以降のスペル1「強権」やアルティメット「マベリック・ジャッジメント」のジェネシスダメージも問題なく回復量に含まれます.
アルティメットに関しては,洞察I の効果を適用させる方が望ましいとは思います.
塑造
塑造レベル | 効果 |
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1 | アルティメット「マベリック・ジャッジメント」の与えるジェネシスダメージが下記のとおりにアップする. 発動者の攻撃力×100% → 発動者の攻撃力×130% |
2 | スペル1「強権」の与えるメンタルダメージが下記のとおりにアップする. ランク1/2/3 : 200/200/300% → 220/230/350% |
3 | アルティメット「マベリック・ジャッジメント」の与えるジェネシスダメージが下記のとおりにアップする. 発動者の攻撃力×130% → 発動者の攻撃力×170% |
4 | スペル2「ジャッジメント」の回復量が下記のとおりにアップする. スペルランク1/2/3 : 60/90/150% → 70/105/175% |
5 | アルティメット「マベリック・ジャッジメント」の与えるジェネシスダメージが下記のとおりにアップする. 発動者の攻撃力×170% → 発動者の攻撃力×210% |
一応,一番有益なのは回復スペルである「ジャッジメント」の回復量が上がる塑像4だと思います.
パーティーの生存能力向上の他,洞察I の効果により攻撃力の向上が狙いやすくなります.
また,塑像5まで強化されると,アルティメット「マベリック・ジャッジメント」のダメージはメンタルダメージ400%+攻撃力×210%のジェネシスダメージとなるため,かなり改善されます.
キャラクタービルド
心相
各種ジェネシスダメージや洞察効果による攻撃力上昇,ベースの回復量などを考えれば,パミエは非常に攻撃力が重要となるキャラクターです.
このため,残念ですが,パミエのエピソード報酬である「苦しい旅の途中」を含めて★5心相が選択肢に上がることはまずないと言えます.
これは個人的な評価に関わってくるため,同意いただけないかもしれませんが,パミエはパーティーの回復もできるだけで,基本的には自身のHPが高い状態で攻撃することで,洞察I による火力向上を狙うサブディーラー的なキャラクターです.
この点を勘案すれば,最も相性の良い心相は,攻撃力が高くダメージも期待することが可能な「必要な記録」ではないかと思います.
その他,ダメージ向上が期待できる心相であっても良いとは思いますが,一部が攻撃力に依存したジェネシスダメージとなっている点,スペルの倍率がランクにより向上し辛い点などを考慮すると,そこまで相性の良い心相はなさそうです.
パミエと言うキャラクター自体が長期戦に向いているとは思いませんが,アルティメットが単体攻撃であることから,「娯楽至上」と相性が良いと言えなくもありません.
心相名 | 必要な記録 |
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攻撃力 | 410 |
HP | 2,000 |
リアル防御力 | 160 |
メンタル防御力 | 160 |
ダメージボーナス | 12.0 % |
心相増幅 Lv.1 | 記憶者が敵対象を1体撃破するごとに,自身のHPを攻撃力×60%分回復する. |
その他,どうしても回復が必要な場合は,★6心相である「好奇心の塊」を選択してもよいです.
個人的には,ステージクリアまでに少しでもHPが残れば良いような,押し切ることが前提となったキャラクター性能だと思うため,基本的にはダメージが向上する選択をした方が良いとは思います.
心相名 | 好奇心の塊 |
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攻撃力 | 360 |
HP | 2,600 |
リアル防御力 | 180 |
メンタル防御力 | 160 |
回復率 | 18.0 % |
心相増幅 Lv.5 | 記憶者がデバフ系通常スペルの発動後,最もHPの低い味方のHPを自身の攻撃力×48%分回復する (毎ターンで最大1回まで発動). |
共鳴
パミエは前述のとおりに攻撃力が重要です.
そのため,攻撃力を取りつつも,ダメージも出せるように嵌め込むのが良いかなと思います.
ステータス | 詳細 |
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HP | + 900 + 12.0% |
攻撃力 | + 125 + 18.0% |
リアル防御力 | + 68 + 12.0% |
メンタル防御力 | + 80 + 12.0% |
クリティカル率 | + 15.5% |
クリティカル耐性率 | + 14.0% |
クリティカルダメージ | + 6.0% |
ダメージボーナス | + 15.5% |
ダメージ軽減 | + 11.0% |
また,薦めはしませんが,「好奇心の塊」を記憶する場合は,回復量を優先すると思います.
それ用に回復量が多くなるようなパターンも考えておきましょう.
ステータス | 詳細 |
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HP | + 900 + 13.0% |
攻撃力 | + 125 + 22.5% |
リアル防御力 | + 68 + 12.0% |
メンタル防御力 | + 80 + 12.0% |
クリティカル率 | + 19.5% |
クリティカル耐性率 | + 14.0% |
クリティカルダメージ | + 16.0% |
ダメージボーナス | + 2.5% |
ダメージ軽減 | + 6.0% |
評価
運用面での注意点は,火力を出したい際は可能な限り攻撃対象よりも残りHPの割合が高くなるようにしましょう程度です.
特に,塑像が進んだ際のアルティメット「マベリック・ジャッジメント」のジェネシスダメージは,攻撃力に大きく依存するため,可能な限り洞察I の効果を受けられるよう留意して運用しましょう.
さて,既に色々述べた後ではありますが,パミエについての所感と評価を行い,締めたいと思います.
パミエは,回復も可能なサブディーラー的な役割を行うキャラクターです.
洞察I 効果による自己の火力向上のための回復の他,押し切るのに必要なターンを確保するためにパーティーの回復も行います.
しかし,Heal 系スペルである「ジャッジメント」以外はパーティーへの寄与は一切行いません.
このことから,戦線を維持するためのキャラクターというよりは,一般的なヒーラーよりも多いダメージソースにより,他のダメージディーラーと一緒になって敵を倒し,ダメージレースに勝つことでステージをクリアするキャラクターと言えます.
そのため,短/中期戦のような押し込み切れるステージでの編成は可能ですが,たてがみ手配書などの長期戦への適性は低いと言えます.
回復とダメージディーラーのどちらの役割も行えるとも言えるし,どっちつかずとも言えるキャラクターとなっています.
すべてのタイムキーパーのスーツケースに居るという点を除けば,非常に厳しい立ち位置にいるキャラクターと言えるでしょう.
終わりに
性能はともかく,「上向きのやり」コスチュームのパミエは良いですよね!!
以上, パミエの紹介でした.
お読みいただきありがとうございました.