リバース：1999 曲娘 (チーニャン) の性能考察

リバース：1999の1.6 バージョンの朔日祭召喚「一盃一酌」が開始されました．

本記事では，1.6 バージョンの新規キャラクター★6キャラクターである「曲娘 (チーニャン)」について考察していきたいと思います．

独自の特殊バフと[ステータス上昇]を用いて，追加攻撃を重ねることでダメージを与えるリアルダメージアタッカーです．

アルティメットでは，敵の防御力を無視した範囲攻撃を行うこともできます．

味方へのサポート能力は一切持ちませんが，単体として非常に強力なキャラクターとなっています．

スペル1の「更に尽くす一杯の酒」です．

スペル自体の倍率としては，単体攻撃としてみれば低めですが，追加の効果として，[満杯]という[特殊]バフのスタックを消費することで，追加攻撃を行えます．

ランクが上昇しても，[満杯]のスタックを消費して与えるダメージは変わらない点には留意が必要です．

事前に[満杯]を3スタックしていた場合の追加攻撃の期待値は，

「60%分の追撃」 * 20% + 「120%分の追撃」 * 40% + 「180%分の追撃」 * 40%

となるため，「132%分の追撃」になります．

スペル2の「酌中のほろ酔い水」です．

1ターンの間，[酩酊]というチャネル状態になります．

発動することで[満杯]のスタック数を多く獲得できますが，[酩酊]状態の場合は，行動不可になります．

このため，スペル1「更に尽くす一杯の酒」やアルティメット「酒とその他の物語」よりも前に[満杯]を獲得するという行動を同じターンには行えません．

また，[堪能]状態は，スペル1「更に尽くす一杯の酒」で消費する[満杯]の最大スタック数と最小スタックが増加します．

これにより，スペル1「更に尽くす一杯の酒」は，[満杯]を4スタックまで一度に消費することができるようになります．

この[満杯]を4スタックしていた場合の追加攻撃の期待値は，

<120%分の追撃> * 20% + <180%分の追撃> * 40% + <240%分の追撃> * 40%

となるため，「192%分の追撃」になります．

アルティメットの「酒とその他の物語」です．

[満杯]が6スタック消費可能な場合は，貫通率が100%上昇します．

貫通率が100%の時，事実上は敵の防御力及び防御力関連のバフ及びデバフをすべて無視して，攻撃を与えることができます．

曲娘 (チーニャン) の攻撃力と敵の防御力により，期待できるダメージ上昇量は変わりますが，いずれにしろ大きなダメージ上昇に期待できるため，基本的には発動させましょう．

また，敵の数によって，アルティメットの倍率が向上します．

1人減るごとにとありますが，最初から単体の敵であっても，追加効果は発生します．

そのため，効果処理としては，

• 敵が1キャラクターであれば，+200%
• 敵が2キャラクターであれば，+100%
• 敵が3キャラクターであれば，+0%

になります．

このため，範囲攻撃でありながら，敵が単体であれば，実質的には550%の単体アルティメットと化す非常に協力なアルティメットとなります ．

洞察II の効果は，バトル開始時に攻撃力が5%アップします．

戦闘中の効果であるため，心相や共鳴により上昇したステータスに対して効果が加わる非常に強力な効果と言えます．

特に，アルティメット「酒とその他の物語」は条件を満たすことで，敵の防御力を無視してダメージを与えるため，攻撃力は曲娘 (チーニャン) にとっては非常に重要なステータスと言えます．

洞察I と洞察III では，[満杯]のスタック獲得と自身の[ステータス上昇]状態を付与します．

[満杯]は[特殊]状態であるため，[ステータス上昇]，[状態強化]，[カウンター]，[シールド]，[チャネル]状態には含まれません．

そのため，曲娘 (チーニャン) 単体としては，最大で[バフの集合]から2種類，[堪能]，[酩酊]の計4種類のバフが獲得できます．

そのため，特にバフの解除等がなければ，2ターン目以降にスペル2「酌中のほろ酔い水」発動後は，パーティーに依存せず，最低でもターン終了時に[満杯]を1スタック獲得できます．

また，[バフの集合]により獲得可能な[ステータス上昇]は，火力と生存能力に優れたバフであるため，無条件で獲得できるバフとしては，非常有用です．

最後に各種洞察効果のタイミングを確認して終わりましょう．

洞察I 効果により[満杯]を獲得するタイミングは，ターン終了時です．

このため，[酩酊]チャネル状態解除によるスペル1「更に尽くす一杯の酒」が次のターン開始時であるため，先に[満杯]を獲得できます．

また，洞察III 効果による[バフの集合]を獲得するタイミングも[酩酊]チャネル状態解除によるスペル1「更に尽くす一杯の酒」よりも先です．

これにより，[バフの集合]によりスペル威力を獲得できた場合は，スペル1「更に尽くす一杯の酒」の威力が向上します．

まず，塑像2についてですが，スペル1「更に尽くす一杯の酒」により[満杯]を消費した際のダメージが1.5倍になります．

スペル1「更に尽くす一杯の酒」本体の火力やアルティメット「酒とその他の物語」への寄与はしないため，単純にダメージソースが1.5倍になる訳ではありませんが，非常に強力な塑像効果と言えます．

[満杯]を3スタックしていた場合の追加攻撃の期待値は，「198％分の追撃」になります．

[堪能]状態時に[満杯]を4スタックしていた場合の追加攻撃の期待値は，「288％分の追撃」になります．

続いて，塑像3です．

洞察III の効果で獲得できるバフの種類が，1種類 → 2種類になります．

この効果により，1ターン目に関してはランダム2種類になりますが，それ以降のターンでは，[バフの集合]により獲得できる4種類のすべての[ステータス上昇]状態を獲得して戦闘を進められます．

これにより，「スペル威力アップ+20%」と「アルティメット威力+20%」を常に維持したまま戦闘を行うことが可能になるため，火力の上昇に期待できます．

加えて，洞察I による[満杯]の獲得スタック数の向上が見込めます．

曲娘 (チーニャン) 単体としても，スペル2「酌中のほろ酔い水」を発動せずとも[満杯]を獲得できる水準まで達せる他，発動時にはより多くの[満杯]獲得が期待できるようになります．

洞察III の効果による本キャラクターの[バフの集合]で獲得できるバフは，すべて「20%上昇」の効果を持つ[ステータス上昇]に統一されています．

塑像5では，この「20%上昇」がすべて「25%上昇」に変更されます．

加えて，[ステータス上昇]，[状態強化]，[カウンター]，[シールド]，[チャネル]状態に応じて獲得できる[満杯]が，最大3スタック (12種類分の状態が必要)だったのが，最大5スタック (15種類分の状態が必要) となり，[満杯]のスタック数の獲得効率が上昇します．

スペル2「酌中のほろ酔い水」を発動時には，曲娘 (チーニャン) 単体で2スタックの[満杯]をターン終了時に獲得できるようになるため，[満杯]に困ることはなくなると思います．

一応，塑像4時のスペル1「更に尽くす一杯の酒」の消費可能な[満杯]の最大スタック数の上昇についても触れておきましょう．

これに伴いスタックを消費する確率が変更されます．

上限側の確率の変化がなく，下限側のスタック消費の確率が下がるため，火力上昇が見込めます．

[満杯]を4スタックしていた場合の追加攻撃の期待値は，「283.5%分の追撃」になります．

[堪能]状態時に[満杯]を5スタックしていた場合の追加攻撃の期待値は，「373.5%分の追撃」になります．

とは言え，[満杯]の消費量も増加するため，非常に強力ですが，塑像5まで行かないと，戦闘序盤は[満杯]のスタック数には少し困りそうです．

基本的には，バージョン 1.6 で追加された新規★6心相である「四方城の外にて」を記憶することになると思います．

心相増幅Lv.5 で最大スタックまでした際は，5.0 % * 10スタック = 50.0 %のクリティカルダメージと12.0 %のクリティカル率の向上が見込めます．

本心相が他のキャラクターで埋まることは現時点では考慮しなくて良いため，他の心相は考えません!!

曲娘 (チーニャン) の追加攻撃は以下のとおりです．

• スペル1「更に尽くす一杯の酒」発動では，[満杯]の消費による，1回の追加攻撃を行います．
• スペル2「酌中のほろ酔い水」発動では，[酩酊]の効果によるスペル1「更に尽くす一杯の酒」の発動とその効果による[満杯]の消費による追加攻撃を行うため，2回の追加攻撃を行います．

共鳴Lv.15 でも基本的には同様ですで良いと個人的には考えています．

とはいえ，共鳴Lv.15にする場合は，耐久をある程度捨ても問題ないため，火力特化にしても良いかとは思います．

特に，アルティメットが追加条件を満たして，貫通率が100%となった場合には，やはり攻撃力よりもクリティカル関連の思念を嵌め込んだほうが火力が向上します．

運用については，割と簡単ですね．

[満杯]のスタックがあるスペル1「更に尽くす一杯の酒」で追加攻撃が発動する状態でスペルを回転させるだけです．

アルティメット「酒とその他の物語」の追加効果に関しては，一応[満杯]を消費しきれるなら，追加効果を発動するよりも，[満杯]を6スタック，[堪能]を2スタックを獲得した方がダメージが出ると思います．

とは言え，基本的には初回以降は，アルティメットで消費する分の[満杯]は残ると思いますので，行動回数を減らして火力アップが期待できるので，発動させてしまった方が良いと思います．

塑像4の場合は，[満杯]のスタックを切らすことも容易だと思いますが，さすがにその場合は，アルティメットを加味しても[満杯]のスタックが足りてなさそうです．

気にしないといけない点は，スペル2「酌中のほろ酔い水」の発動タイミングですね．

• アルティメットを受けることでチャネルが解除される．
• [武装解除]や[気絶]などの[行動阻害]を付与されることで追撃が発生しなくなる．

の内，特に敵のアルティメット準備タイミングで発動してしまうミスが発生しがちです．

[満杯]を獲得するために，追撃しないことを承知で発動 (ミスも含めて) すると余りますし，発動しないならしないで足りなくなります．

最悪，アルティメット「酒とその他の物語」で補充して，スペル1「更に尽くす一杯の酒」を消費する方法でも回りはしますが…ここだけは，留意が必要です．

基本的には非常に強力なキャラクターとなっています．

特に，UTTUや深眠域では強力だと思います．

ただし，たてがみ手配書に関しては，実際に編成してみないと不明ですね．

特に岩本源が有効な「沼の怪現象」に関しては，

• 優先して付与される[堅壁IV]は，「リアルダメージを受けた時，ダメージ軽減が100%アップする．」効果である点

を考慮すれば，貫通率が100％となった場合，非常に高いリアル防御力は無視できますが，ダメージボーナスの大幅な軽減は発生しやすく，リアルダメージアタッカーという点は無視できない影響を受けると考えます．

特に，[酩酊]チャネル状態による追撃は，敵の攻撃後です．

避けられはしますが，「沼の怪現象」の攻撃により[堅壁IV]が付与された後に追加攻撃が発生することになる点も大きくマイナスかなと思います．

また，ステージの追加条件は，前回「バフ，カウンター，ヒール系スペル」であったため，ここに「チャネル系」が加わるかどうかも影響しそうです．

高ランクのスペルを発動でき，手数も多いため，カバーできそうな気はしているため，十分に活躍はするとは思っています．

以上， 曲娘 (チーニャン) の紹介でした．

朔日祭限定ということで，非常に強力なキャラクターとなっています．

また，リバース：1999 としては，たてがみ手配書が最も大変なコンテンツだと思います．

評価セクション中では，割と一旦保留してしまいましたが，たてがみ手配書への適正という意味で言えば，[酩酊]チャネル状態により，手軽に行動回数等を消費せずにスペル1「更に尽くす一杯の酒」を発動できる点は強力です．

きっと1.6 バージョンのたてがみ手配書やUTTUでは，いっぱい編成することになると思います．

また，パーティーとしては，

• 追加攻撃に反応して強力な攻撃を行う37 (Thirty-seven)
• 「四方城の外にて」のクリティカルダメージ上昇をより安定的に活かせるトゥースフェアリー
• 洞察効果による[満杯]の獲得数のための，バフの種類を稼げる6 (Six)
  スペル威力アップのみ曲娘 (チーニャン) のバフと種類が被りますが，曲娘 (チーニャン) への[バフの集合] では未所持のバフが優先されます．
• 行動回数を抑えて，ダメージボーナスを付与できるピクルス

との相性は非常に良いです．

37 (Thirty-seven) と一緒に編成した際の，追加攻撃の多い感じはとても楽しいです!!

一応，召喚動画も置いて起きますが，見なくて大丈夫です．

今回，初の常設召喚に入らないキャラクターということで，以降のバージョンでもすり抜けることがありません．

塑像を進めていても，問題なさそうですので，もしかしたら，もう少し塑像進めるかもしれないです． (かわいいため

その際の問題は，「葛天 (カッテン)」を召喚するための雨の雫が足りなくなりそうなことぐらいですかね…．