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リバース:1999 カカニアの性能考察

カカニア
目次

はじめに

リバース:1999のカカニアのイベント召喚「幻影の実像」が開始されました.

本記事では,1.9 バージョン後半の新規★6キャラクターであるカカニアについて考察していきたいと思います.

性能

カカニア 基本性能
本源木 (PLANT)
共鳴しわがれた残響
クリティカル洞察III :
クリティカルテクニック : 305
クリティカル率 : +10.2%
クリティカルダメージ : +15.3%
基本情報

味方への攻撃力向上やジェネシスダメージによる補助が可能なサポーター兼味方へのダメージを一部受け持つことが可能なタンクの役割を行うキャラクターになります.

能動的には難しいですが回復も行えるため,味方へのダメージを受け持つタンクとしての性能を向上させています.

メインはタンク兼サポーターになりますが,ジェネシスダメージによるダメージもあり,サブディーラーの役割を担うことも可能です.

スキルとアルティメット

スペル1

ランク効果
ランク1単体攻撃.
180%のメンタルダメージを与え,追加で[共感]値×180%分のジェネシスダメージを与える.
ランク2単体攻撃.
270%のメンタルダメージを与え,追加で[共感]値×220%分のジェネシスダメージを与える.
ランク3単体攻撃.
450%のメンタルダメージを与え,追加で[共感]値×260%分のジェネシスダメージを与える.
スペル1 情報

[特殊]

カカニアのスペル効果が強化され,カカニアの受けたダメージを保存する.

スペル1の「潜在意識」です.

十分なメンタルダメージの倍率こそありますが,カカニア自身はどちらかと言うと火力にステータスを割り振らないため,ジェネシスダメージにもある程度のダメージを期待することになります.

この際,[共感]値にこそ依存しますが,ダメージとしては強力な部類のスペルになります.

とは言え,カカニアの役割を考えれば,そこまでダメージに期待して発動するスペルではない気はします.

スペル2

ランク効果
ランク1単体バフ.
自身に対して使用すると,発動者の最大HP×20%分のHPを回復する.
味方に対して使用すると,自身が最大HPの10%を失い,対象に2ターンの[慰め]を付与する.
ランク2単体バフ.
自身に対して使用すると,発動者の最大HP×30%分のHPを回復する.
味方に対して使用すると,自身が最大HPの15%を失い,対象に2ターンの[慰め]を付与する.
ランク3単体バフ.
自身に対して使用すると,発動者の最大HP×40%分のHPを回復する.
味方に対して使用すると,自身が最大HPの20%を失い,対象に2ターンの[慰め]を付与する.
スペル2 情報

[状態強化]

対象の攻撃力が300アップし,その後,攻撃力が追加でアップする.追加分は当該効果を付与された時の[共感]値の10%である.

スペル2の「自由連想法」です.

単体バフになります.

カカニア自身を対象にスペルを発動した場合,HPを回復するのみの効果となり,クリティカルも発生するため,事実上は最大HPに依存した回復スペルと言えます.

また,カカニア以外の味方を対象にスペルを発動した場合,[慰め]を2ターン付与するバフスペルとなります.

付与前にカカニアが最大HPに依存したHPを消費するため,[共感]値が上昇します.

これにより,[慰め]で付与される攻撃力の上昇は,[共感]値が0の状態で発動した場合でも,消費したHPに対応した分の[共感]値を得ることで上昇します.

追加で上昇される攻撃力に関しては,付与時点の[共感]値に依存するため,アルティメットを発動して0になる等の低下の影響も受けませんが,付与以降の[共感]値の上昇も受けません.

このため,アルティメットの発動後にスペルを発動する場合は,1度0になってしまう点には気をつけましょう.

その他の留意点としては,最大HPに依存して消費されるため,カカニアの残りHPの状況次第では,本スペルを使用することで,カカニアのHPが0になる場合がある点です.

さて,攻撃力の上昇の影響ですが,通常は敵の防御力があるため,例えば付与対象のキャラクターの攻撃力が2,000であり,敵の防御力が600であった場合は,[慰め]によるベースの300の上昇というのは,攻撃力としては+15%程度となりますが,火力としては1.21倍と同等です.

貫通率や防御デバフなどで,その影響度は減じますが,攻撃力の上昇は防御力により減じられる都合上見た目よりも強力になります.

アルティメット

ランク効果
単体攻撃.
400%のメンタルダメージを与える.
命中後,追加で[共感]値×1000%分のジェネシスダメージを与え,[共感]値をすべて取り除く.
その後,対象の被ダメージをすべて記録し,ターン終了時に記録した数値×30%分のジェネシスダメージを与える.
アルティメット 情報

[特殊]

カカニアのスペル効果が強化され,カカニアの受けたダメージを保存する.

アルティメットの「イド,自我,超自我」です.

低火力のスペルダメージと[共感]値に依存した非常に大きなジェネシスダメージからなる単体攻撃です.

攻撃後に[共感]値をすべて取り除くため,スペルの発動順序については気をつける必要があり,全体回復やカカニアに対して回復を行う場合は,洞察効果によるジェネシスダメージの火力がアルティメット以降で大きく下がるため,先に処理する必要があります.

また,本アルティメットの単体攻撃の対象とした敵への以降のダメージを保存し,敵のターンを含むターン終了後に,保存したダメージの30%分のジェネシスダメージを追加で与えます.

例えば,アルティメット「イド,自我,超自我」で敵のボスへダメージを与えた後,他のキャラクターで敵のボスに対して,以降の累計で50,000のダメージを与えた場合,ジェネシスダメージの追加効果がなければ,単純にボスに対して追加で15,000(=50,000×30%分)のダメージを与えられます.

このダメージは,アルティメット「イド,自我,超自我」の発動時点で処理が確定しているため,カカニアが離脱した場合でもダメージが発生しますが,ジェネシスダメージアップの効果は受けないようです.

また,当然ではありますが,このダメージに追加行動の判定はありません.

これにより,敵ターンを跨いでしまうという微妙な即時性のなさが存在しますが,単体に対して30%の追加という非常に強力な追加ダメージを与えられるため,カカニア以外のダメージソースの行動の順序には気をつける必要があります.

洞察

洞察レベル効果
洞察I攻撃による味方の被ダメージの50%はカカニアが分担する.
カカニアがダメージを受けると,ダメージの10%は[共感]値として保存される.
保存できる[共感]値は最大でカカニアの最大HPの20%分までとなる.
[共感]値が最大になると,味方のダメージを分担しなくなる.
洞察IIバトル開始時,最大HPが5%アップする.
洞察III[共感]値がカカニアの最大HPの3%分まで達する度に,味方全員が自身の最大HP×10%分のHPを回復する.
回復を受けた時,敵全員に[共感]値×100%分のジェネシスダメージを与える.
洞察レベル表

[特殊]

カカニアのスペル効果が強化され,カカニアの受けたダメージを保存する.

洞察I の効果は,[共感]値を獲得する方法になります.

他のキャラクター攻撃を受けた際,50%をカカニアが分担するため,リバース: 1999 において,存在し得たのかというタンクという役割を熟すことが可能であり,また自身がターゲットされたよりも少ないですが,[共感]値を獲得できます.

味方のダメージを分担した場合に受けるダメージは,カカニアのステータスには一切影響せず,攻撃を受けたキャラクターと同じだけの数値のダメージを受け持ちます.

また,ダメージを受けた際の[共感]値の獲得は,自身へのダメージであればスペル自傷によるダメージも含むため,スペル2「自由連想法」だけでなく,センメルワイスのアルティメットによるカカニアのHPを消費する行動でも[共感]値を獲得できます.

洞察III では,[共感]値を最大HPに依存した一定の水準獲得する度に,味方全体を回復できます.

通常の回復スペルでもトリガーしますが,上記の回復では自身も回復を行うため,この際にもジェネシスダメージを与える効果が発生します.

また,回復を受けたことをトリガーとしているため,カカニアのHPの状態が最大の状態で回復が行われたとしても,発動します.

ただし,[状態強化]である[継続回復]の処理による回復では効果を発揮しないようです. (何が違うんですかね?

また,1度に大きく[共感]値を獲得した場合でも,すべての処理を解決するため,仮に1度に最大HPの10%分まで達する[共感]値を獲得した場合は,味方全員にカカニアの最大HP×10%分の回復を3回行った上,[共感]値×100%分のジェネシスダメージを与えます.

この時に与えるジェネシスダメージのベースとなる[共感]値は,1度に複数の水準を超過した場合は,最終状態を参照してダメージを与えます.

例えば,カカニアの最大HPが15,000であった場合,その20%は3,000のため,[共感]値の最大は3,000になります.

最大HPの10%は,1,500であるため,[共感]値を1,500を1度に獲得した際は,最大HP×10%分(=1,500)の回復を3回行い,1,500 (=[共感]値×100%) を3回与えます.

このため,可能なら1度に大きく超過すると大きなダメージを与えられます.

また,この時の回復効果は,クリティカルが発生しません.

塑造

塑造レベル対象効果
1スペル2スペル2「自由連想法」の[慰め]による攻撃力アップ値,[共感]値に基づいて追加でアップする分は下記のとおりにアップする.
[慰め]による攻撃力アップ値 : 300 → 400
[共感]値に基づくアップ値 : 10% → 13%
2洞察[共感]のHP回復効果の発生条件と回復を受けた時のジェネシスダメージが下記のとおりにアップする.
HP回復効果の発生条件 : カカニアの最大HPの3% → カカニアの最大HPの2%
与えるジェネシスダメージ : [共感]値×100%分 → [共感]値×120%分
3洞察[共感]の最大値と[共感]値として保存される被ダメージの割合が下記の通りにアップする.
[共感]の最大値 : 最大HPの20%分 → 最大HPの30%分
[共感]値として保存される被ダメージの割合 : 10% → 15%
4スペル1スペル1「潜在意識」の与えるジェネシスダメージが下記のとおりにアップする.
ランク1/2/3 : [共感]値×180/220/260%分 → [共感]値×270/310/350%分
5アルティメットアルティメット「イド,自我,超自我」の追加で与えるジェネシスダメージとターン終了時に与えるジェネシスダメージが下記のとおりアップする.
追加で与えるジェネシスダメージ : [共感]値×1000% → [共感]値×1300%
ターン終了時に与えるジェネシスダメージ : 記録した数値×30% → 記録した数値×45%
塑造レベル表

塑像4だけ微妙な気がしますが,それ以外は魅力的な塑像効果になっていると思います.

塑像1

塑像1 としては,スペル2「自由連想法」による[慰め]のバフ効果量が上昇します.

[共感]値がまったくない場合でも,バフとしては,1.33倍(=400/300)程度の上昇が見込めますが,バフ対象が攻撃力であるため,バフ対象のキャラクターの攻撃力や敵の防御力には大きく影響を受けます.

上昇量自体は状況によりますが,以下の条件を仮定して考えます.

  • バフ対象のキャラクターの攻撃力 : 2,000
  • 敵の防御力 : 600

つまり,ダメージのベースとなる攻撃力は,1,400 です.ここから,[慰め]による攻撃力バフの影響を考えます.

ダメージのベースとなる攻撃力は,高ければ高いほど,[慰め]による上昇の影響が薄くなります.

今回は,[共感]値が1,000の状況を追加で考えます.

この際,塑像0では,[慰め]による攻撃力の上昇量は,400(=300+1,000*0.1) になるため,ダメージのベースとなる攻撃力としては,1,800 です.

一方,塑像1では,[慰め]による攻撃力の上昇量は,530(=400+1,000*0.13)になり,この場合の攻撃力としては,1,930 となります.

上記の状況に対する塑像1の影響度合いは,1.07 (=1,930/1,800)倍程度になります.

[共感]値の値が大きければ,より塑像1の影響度合いは高くなるため,状況への依存こそありますが,有用な塑像と言えます.

とは言え,[慰め]の上昇量向上に期待する場合は,[共感]値を大きく獲得できるようになる塑像3まで進めるのが良いかなと思います.

塑像2

塑像2としては,洞察効果のHPの回復条件が緩くなり,洞察効果によるジェネシスダメージが向上します.

これにより,サポーターとしての能力の向上に加え,回復をトリガーとしたカカニア自身のディーラーとしての性能が向上します.

条件を達成するかどうかがあるため,正確ではないのですが,頻度が1.5倍で,その際のダメージが1.2倍となるため,[共感]値が直線的に推移した場合に洞察効果のみを考えた場合は,ダメージの総量は1.8倍(=1.5*1.2)程度になります.

例えば,カカニアの最大HPの10%分程度まで,[共感]値が直線的に推移した場合を考えます.

この際,カカニアの洞察効果のみのダメージは,塑像1以下では「[共感]値*100%分のジェネシスダメージ」を3回与えることになり,その総量としては,カカニアの最大HPの180%分程度になります.

一方,塑像2では,「[共感]値*120%分のジェネシスダメージ」を5回与えることになり,その総量としては,カカニアの最大HPの360%分程度となります.

この時点では,ダメージの総量は2.0倍と強力ですが,他のキャラクターによる回復等,カカニアの洞察効果によるジェネシスダメージの頻度が増加する場合は,ジェネシスダメージ分のみの影響にとどまるため,塑像2と塑像1以下でのダメージ総量の差は上昇率としては小さくなります.

とは言え,行動回数を伴わない効果によるダメージが非常に向上し,HPの回復もより行われることでサポート性能も向上する非常に強力な塑像効果と言えます.

塑像3

塑像3では,[共感]値の上限と獲得する量が上昇します.

上限と獲得量が,単純に1.5倍になるため,塑像2以下と同じ進行が行われたとしても,[共感]値の状況としては1.5倍保存されています.

カカニアというキャラクターの性能そのものに関わるため,[慰め]のバフと洞察効果によるジェネシスダメージ,そして各スキルのダメージについて考えます.

塑像1の時と同じ状況で,スペル2「自由連想法」の影響を考えます.

この時,塑像2以下の[慰め]を含めたベースとなる攻撃力は,1,930 です.

塑像3では,塑像2以下の1.5倍の[共感]値を獲得できるため,同様の進行であったとしても獲得できる[共感]値は,1,000 → 1,500 まで向上し,この際の[慰め]による攻撃力の向上は 595(=400+1,500*0.13)になり,この場合の攻撃力としては,1,995 になります.

つまり,[慰め]のバフへの影響度としては,上記状況では1.03(=1,995/1,930)倍程度に留まります.

とは言え,[共感]値の獲得量が増加するため,[共感]値の上昇に伴い,塑像3の影響度は上昇するため,この点だけ見ても非常に強力だと思います.

続いて,塑像2の時と同じ状況で,洞察効果によるジェネシスダメージを考えます.

塑像2以下のカカニアの洞察効果によるジェネシスダメージの総量としては,カカニアの最大HPの360%分程度となります.

塑像3では,1.5倍の[共感]値を獲得できるため,カカニアの最大HPの15%分程度まで,[共感]値が直線的に推移した状況を考えます.

[共感]値*120%分のジェネシスダメージ」を7回与えることになり,その総量としては,カカニアの最大HPの672%分程度となります.

この時はダメージの総量としては,1.87倍(=672/360)程度の差がでるため,多くの[共感]値を得ること影響が大きく発生します.

塑像2の時と同様に,カカニアの洞察効果以外での回復が行われ,頻度が変わった場合は,ジェネシスダメージの総量の差は上昇率としては小さくなります.

ただし,塑像3の効果は[共感]値自体に差分が発生するため,塑像3と塑像2以下の影響度合いは,塑像2と塑像1以下の時よりも減少速度は緩やかになり,塑像3の効果は塑像2の効果をより一層強力にします.

最後に,スペル1「潜在意識」及びアルティメット「イド,自我,超自我」で与えるジェネシスダメージについてです.

[共感]値依存したジェネシスダメージを与える効果がそれぞれありますが,このダメージ量が1.5倍になります.

スペル1「潜在意識」は,ランクアップによるジェネシスダメージの上昇は大きくないため,ランク1がより強力になります.

また,アルティメット「イド,自我,超自我」でも同様に強力になるため,とてもすごいです (適当).

塑像5

塑像5では,アルティメット「イド,自我,超自我」の火力がメンタルダメージとジェネシスダメージによる合計のため,上昇量としては何とも言えない部分はありますが,ジェネシスダメージの火力が大幅に上昇します.

また,その効果を差し引いたとしても,ターン終了時に与えるダメージが,記録したダメージの合計の30%から45%と1.5倍上昇するため,1ターンで瞬間的に火力を出すことが可能であれば,更に強力になります.

キャラクタービルド

心相

最も相性の良い心相は,1.9 バージョンで追加された新規心相である「勇ましい者の言葉」だと思います.

基本ステータスでHPが上昇する点とジェネシスダメージを向上させることが可能な点が非常に相性が良いです.

また,心相増幅の記憶者の攻撃で与えるジェネシスダメージの効果範囲として,スペル1「潜在意識」やアルティメット「イド,自我,超自我」の他に洞察III による[共感]値に依存したジェネシスダメージも対象になります.

ただし,アルティメット「イド,自我,超自我」による敵ターンの終了時発生するジェネシスダメージには適用されないようです.

勇ましい者の言葉
心相名勇ましい者の言葉
攻撃力300
HP2,800
リアル防御力170
メンタル防御力190
HP16.0 %
心相増幅 Lv.5ターン開始時,記憶者の残りHPが80%未満の場合,被ダメージが10%ダウンする.
記憶者の攻撃で与えるジェネシスダメージが15%アップする.
勇ましい者の言葉 (Lv.60時点)

共鳴

[共感]値及び回復の基準がHPの最大値に依存するため,最大限HPを取るのは確定です.

攻撃力やクリティカルに関しては,スペルのダメージをどの程度与えたいかによります.

個人的な好みとしては,カカニアのダメージソースは基本的にはジェネシスダメージであることを前提に防御力とダメージ軽減を可能な限り取るような以下のような形で良いかなと思います.

[共感]値を素早く獲得するために,防御力やダメージ軽減を落とすというアプローチ自体も良いとは思いますが,全体攻撃を受けた際に,他のキャラクターのダメージを分担しつつ,自身のダメージも受け持つため,ダメージを低減させるステータスも見ておきたいかなという印象です.

カカニア 共鳴 (1)
ステータス詳細
HP+ 1115
+ 18.0%
攻撃力+ 121
+ 16.0%
リアル防御力+ 72
+ 12.0%
メンタル防御力+ 72
+ 12.0%
クリティカル率+ 6.5%
クリティカル耐性率+ 25.0%
クリティカルダメージ+ 0.0%
クリティカル防御力+ 15.0%
ダメージボーナス+ 5.5%
ダメージ軽減+ 18.5%
共鳴ステータス (Lv.10)

運用

カカニアは基本的に敵からの自身及び味方へのダメージの分担により,[共感]値を獲得することで能力を発揮します.

このため,タイムキーパー側としては,状況に依存するのも含めて,このように運用する方が良いとはあまりなさそうですが,[共感]値に依存するスキルであるスペル2「自由連想法」とアルティメット「イド,自我,超自我」について考えます.

[共感]値は通常は戦闘が進行することで増加し,アルティメットを発動することで0に戻ります.

スペル2「自由連想法」

スペル2「自由連想法」は,発動時にスペルのランクに従ったHPを消費し,カカニア以外の味方キャラクターを対象に[慰め]を付与できます.

付与する[慰め]自体の効果は,スペルのランクで差はありませんが,発動前にランクに従ってカカニアがHPを失うため,[慰め]の付与時点の[共感]値を増加させることで,より強力な効果を持つ[慰め]を付与することができます.

できますが,ランクアップすることでの差は,カカニアが最大HPの5%分ダメージを失う程度であり,[共感]値としてはダメージの10%分(塑像3以降では,15%分) になり,最大HPの0.5%(塑像3以降では,0.75%) になります.

洞察III Lv.60かつ共鳴Lv.10であれば,80程度の上昇が見込めるため,攻撃力への影響としては低いとは言いませんが,それを目的にランクアップするほどではないかなと思います. (MPを追加するのがメインなら,別に良いとは思いますが.)

アルティメット「イド,自我,超自我」

アルティメット「イド,自我,超自我」は,発動時に[共感]値に従って大きなジェネシスダメージを与え,その後[共感]値を0にします.

また,アルティメット「イド,自我,超自我」には,そのターンの以降のダメージ総量を参照したダメージを敵のターン終了時にジェネシスダメージとして与える効果があります.

アルティメット「イド,自我,超自我」のダメージは除きますが,そのターンのダメージが実質的には1.3倍(塑像5では,1.45倍)となる非常に強力なサポートスペルとも言えます.

つまり,前提としてバフやデバフ系スペルと同様に,アルティメット「イド,自我,超自我」は可能な限りダメージを与える行動を行う前に発動しましょう.

そのため,バフやデバフ系スペルは事前に付与しておき,アルティメット「イド,自我,超自我」を発動するターンには,可能な限りダメージを与えるスペルで行動回数を使用するようにするのが良いと思います.

その他

スペル2「自由連想法」もアルティメット「イド,自我,超自我」も有用なスペルです.

[慰め]は付与しておきたいですし,MPも欠損したくありません.

その上で,もしスペル2「自由連想法」とアルティメット「イド,自我,超自我」を同じターンに発動したくなった場合は,[慰め]がその時点の[共感]値を参照して攻撃力上昇のバフを付与することから,流石にアルティメット発動前に付与するようにしますかね….(MPの欠損は諦めましょう.)

評価

カカニアは,スペル2「自由連想法」は,攻撃力を強化できます.

一応,塑像のセクションでも触れましたが,最後にざっくりとした[慰め]の内容を改めて確認します.

条件としては,以下の内容を前提とします.

  • バフ対象のキャラクターの攻撃力 : 2,000
  • 敵の防御力 : 600
  • カカニアの受けるダメージの総量 : 10,000
#状態[共感]値上昇する攻撃力ベースからの上昇倍率
1[慰め] なし1,000+ 01.00 倍
2塑像0 の[慰め]1,000+ 4001.26 倍
3塑像1 の[慰め]1,000+ 5301.38 倍
4塑像3 の[慰め]1,500+ 5951.43 倍
[慰め]のバフ状態

もちろん,[共感]値依存であるため,状況次第な部分はありますが,攻撃力の上昇は防御力の影響を受けることもあり最低限の上昇でもある程度機能します.

そのため,タイムキーパー側の行動選択により十分対応可能な範囲かと思います.

加えて,カカニアのアルティメットは,行動の順番こそ気にする必要がありますが,単体への火力上昇としては事実上は1ターン分の30%上昇になります. (塑像5の場合は,45%.)

単体デバフに動作としては近く,1ターンに集中させることで,カカニアのアルティメット「イド,自我,超自我」以降のすべての攻撃に対して影響を与え,対象への瞬間的な火力強化の手段となります.

ヴィラとは異なり完全に特化しているというわけではないため,安定的に2キャラクター分をメインディーラーに任せるというようなキャラクターにはなりません.

しかし,カカニアは,洞察効果により行動回数を消費せずとも,[共感]値の獲得とダメージを行うことができ,サブディーラーや複数の役割を担いながら,上記のような強力なバフも行える強力なサポーターです.

広範な役割を高水準で満たしつつ,強力な火力面のサポートを行え,自身でもある程度火力を出すことができるため,どのようなステージでも活躍できる優秀なキャラクターであると思います.

終わりに

以上,カカニアの紹介でした.

耐久面が改善する能力が素直に強力ですね.

また,ヴィラの複数回の回復は,すべてのキャラクターのHPが最大であれば,一番左のキャラクターに対して回復を行います.

もちろん,その他の効果による回復もランダム対象であれば基本的に同様となり,前述のとおり,失ったHPが存在しない状態での回復であっても,洞察効果のジェネシスダメージを与える効果はトリガーするため,カカニアは可能であれば,一番左に編成するとよいのかなと思います.

そして,召喚時の動画も置いておきます.

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