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リバース:1999 ヴィラの性能考察

ヴィラ
目次

はじめに

リバース:1999のヴィラのイベント召喚「白雪に捧げる歌」が開始されました.

本記事では,1.8 バージョン前半の新規★6キャラクターであるヴィラについて考察していきたいと思います.

性能

ヴィラ 基本性能
本源木 (PLANT)
共鳴しわがれた残響
クリティカル洞察III :
クリティカルテクニック : 381
クリティカル率 : +12.7%
クリティカルダメージ : +19.1%
基本情報

メインディーラーに強力なバフを行うことができるサポーター兼ヒーラーです.

加えて,固有の[ルサールカ]状態により,サポーター及びヒーラーとしての能力をより強力に働かせることも可能です.

スキルとアルティメット

スペル1

ランク効果
ランク1単体バフ.
対象に2ターンの[寛大の歌]を付与する.
自身が[ルサールカ]状態の場合,付与する[寛大の歌][真心の歌]になる.
味方に付与される[寛大の歌][真心の歌]は最大1つまで同時存在可能.
ランク2単体バフ.
対象に2ターンの[寛大の歌][瞬発力]1スタックを付与する.
自身が[ルサールカ]状態の場合,付与する[寛大の歌][真心の歌]になる.
味方に付与される[寛大の歌][真心の歌]は最大1つまで同時存在可能.
ランク3単体バフ.
対象に2ターンの[寛大の歌][瞬発力]2スタックを付与する.
自身が[ルサールカ]状態の場合,付与する[寛大の歌][真心の歌]になる.
味方に付与される[寛大の歌][真心の歌]は最大1つまで同時存在可能.
スペル1 情報

[ステータス上昇]

クリティカル率+20%,クリティカルダメージ+20%.

メンタルダメージ系キャラクターの場合,追加でクリティカル率+10%,クリティカルダメージ+20%.

スペル1の「高揚する心」です.

ランクが上がることで[瞬発力]が付与されるようになり,ランク3では[瞬発力]を2スタック付与します.

[寛大の歌]で上昇するステータスがクリティカル関連であり,[瞬発力]がダメージボーナスが上昇するため,ダメージ上昇として非常に優れており,可能なら付与できると良いとは思います.

後述しますが,スペル1「高揚する心」が手札になくなることが最も困る事象であるため,合成によるランクアップよりもランク1で発動する機会の方が多くなると想定しています.

分類としては,[寛大の歌][ステータス上昇]であり,[真心の歌][状態強化]になります.

[真心の歌][ルサールカ]状態が解除されても,[寛大の歌]に変わることはありません.

ただし,[真心の歌]が付与されているキャラクターに対して,[ルサールカ]状態が切れた状態でスペル1「高揚する心」を発動した場合,[寛大の歌]の付与により上書きされる点は考慮して行動を選択する必要があります.

また,[真心の歌]の処理としては,事実上はスペルの倍率を直接向上させるような動作をするため,仮に[真心の歌]を付与されたキャラクターが,ランク1で200%のメンタルダメージを与えるスペルを発動した際は,250%のメンタルダメージを与えるスペルと同等になります.

仮にランク1/2/3が200/300/500%の単体攻撃スペルで考えた場合の上昇量は以下のとおりです.

ランク1/2/3 : 200/300/500% → 250/420/700 = 1.25/1.4/1.4倍

上記の仮定では,ランク3スペルも高い倍率を想定していますが,追加効果がある場合は倍率を抑えられる傾向にあります.

その際は,より強力になるため,可能な限り[真心の歌]が付与された状態では,高ランクのスペルを発動したいです.

基本的にはランク2以上では発動しましょう.

スペル2

ランク効果
ランク1単体回復.
味方単体のHPを発動者の攻撃力×100%分回復させ,さらにその味方に[強固]を1スタック付与する.
自身が[ルサールカ]状態の場合,その後,最も残りHP割合の低い味方のHPを発動者の攻撃力×60%分追加で2回回復する.
ランク2単体回復.
味方単体のHPを発動者の攻撃力×150%分回復させ,さらにその味方に[強固]を1スタック付与する.
自身が[ルサールカ]状態の場合,その後,最も残りHP割合の低い味方のHPを発動者の攻撃力×100%分追加で2回回復する.
ランク3単体回復.
味方単体のHPを発動者の攻撃力×250%分回復させ,さらにその味方に[強固]を1スタック付与する.
自身が[ルサールカ]状態の場合,その後,最も残りHP割合の低い味方のHPを発動者の攻撃力×180%分追加で2回回復する.
スペル2 情報

[状態強化]

攻撃を受けた時,ダメージ減少+25%.(発動すると1スタック減少)

スペル2の「無言の歌」です.

通常は単体回復ですが,[ルサールカ]状態の場合はさらに最も残りHP割合の低い味方のHPを回復します.

毎回判定が行われるため,最も残りHP割合が低い味方に変更があった場合は,それぞれ回復される対象が変わります.

仮に味方の残りHP割合がそれぞれ85%,90%,95%の時,ヴィラのメインの回復を10%,追加回復で6%程度回復する場合を考えます.

  1. メインの回復を95%の対象に発動するとします.
    その際は,95% → 100% となり,最も残りHP割合が低い85%のキャラクターを6%回復します.
    2回目の回復は「91%,90%,100%」の内最も残りHP割合の低い対象に対して回復を行うため,90% → 96% にします.
    最終状態は,「91%,96%,100%」になります.
  2. メインの回復を90%の対象に発動するとします.
    その際は,90% → 100% となり,最も残りHP割合が低い85%のキャラクターを6%回復します.
    2回目の回復は「91%,100%,95%」の内最も残りHP割合の低い対象に対して回復を行うため,91% → 97%にします.
    最終状態は,「97%,100%,95%」になります.

メインの回復効果こそ対象を選択できますが,それ以降は可能な限りパーティーの体力水準を高く保とうとすると言う理解が良いのではないかなと思います.

ランクアップを行っても付与する[強固]のスタック数は変わらない点は留意する必要があります.

アルティメット

ランク効果
範囲バフ.
味方全員の全ての[ステータス低下][状態異常][行動阻害]を解除した後,自身が3ターンの[ルサールカ]状態になる.
さらに味方に付与されている[寛大の歌][真心の歌]になり,持続ターン数がリセットされる.
[ルサールカ]状態中,アルティメットのスペルを獲得できなくなる.
アルティメット 情報

[ステータス上昇]

クリティカル率+20%,クリティカルダメージ+20%.

メンタルダメージ系キャラクターの場合,追加でクリティカル率+10%,クリティカルダメージ+20%.

アルティメットの「遠く,明るいもの」です.

発動時に味方のデバフを解除でき,ヴィラ自身を[特殊]状態である[ルサールカ]状態にすることができます.

発動の際,既に味方に付与されている[寛大の歌][真心の歌]に変更し,持続ターン数をリセットするため,1回分ではありますが行動回数を節約できます.

そのため,可能であれば,[寛大の歌]を付与中にアルティメットを発動できると非常に良いです.

また,[ルサールカ]状態中の再度MPが溜まった場合にアルティメットのスペルを獲得できない効果は,手札のスペルを圧迫しないという大きなメリットがあります.

ただし,[ルサールカ]状態が解除されるのは,スペルが手札に補充された後になるため,MPが溜まっていたとしても1ターン[ルサールカ]状態が解除されてしまうターンが発生するというデメリットもある点は留意しておきましょう.

洞察

洞察レベル効果
洞察Iバトル開始時,MPを1点追加する.
味方のメンタルダメージ系キャラクター1体につき,さらにMPを1点追加する. (最大2回まで)
ターン開始時,自身が[ルサールカ]状態の場合,予備スペル[励ましの歌]を1枚獲得する.
洞察IIバトル開始時,被ダメージが8%ダウンする.
洞察III当該ターン中に自らスペルを使用しなかった場合,ターン終了時,味方全員のHPを自身の攻撃力×50%分回復させる.
自身が[ルサールカ]状態の場合,ターン終了時,味方全員のHPを自身の攻撃力×60%分回復させる.
洞察レベル表

[予備スペル]

対象単体のMPを1点追加し,ひらめきを1点追加する (行動回数は消費されない).

洞察I の効果により,メンタルダメージ系キャラクターを編成することで,バトル開始時のMPが増加します.

これにより,最大MPが3点の状態から開始し,素早く[ルサールカ]状態になることが可能です.

また,[ルサールカ]状態で毎ターン[励ましの歌]を獲得できますが,アルティメット「遠く,明るいもの」発動ターンと[ルサールカ]状態の解除ターンには獲得できません.

そのため,3ターンの[ルサールカ]状態(=1度のアルティメット「遠く,明るいもの」発動)で獲得可能な[励ましの歌]は2枚になります.

洞察III の効果による,ターン終了時のHP回復効果は2種類あり,スペルを発動しなかった際の回復効果と[ルサールカ]状態の際の回復です.

両方の条件を満たした場合は,ターン終了時に両方(=50% + 60%)の回復を行います.

特に[ルサールカ]状態の回復は,スペルを発動しなかった場合などの条件はないため,確実に発動します.

塑造

塑造レベル対象効果
1スペル1[寛大の歌]及び[真心の歌]状態クリティカル率アップとクリティカルダメージアップの効果が下記のとおりにアップする.
クリティカル率 : 20% → 30%
クリティカルダメージ : 20% → 30%
2スペル1[真心の歌]状態中に付与する追加ダメージが下記のとおりにアップする.
ランク1/2/3 : 50/120/200% → 80/150/230%
3スペル1[寛大の歌]及び[真心の歌]状態クリティカル率アップとクリティカルダメージアップの効果が下記のとおりにアップする.
クリティカル率 : 30% → 40%
クリティカルダメージ : 30% → 40%
4スペル1[真心の歌]状態中に付与する追加ダメージが下記のとおりにアップする.
ランク1/2/3 : 80/150/230% → 110/180/260%
5アルティメット[ルサールカ]の持続ターン数が下記のとおりに変更される.
3ターン → 4ターン
塑造レベル表

魅力的な塑像効果としては,塑像1及び塑像3だと思います.

クリティカル率の上昇は,付与したキャラクターによるので,正確なところはなんとも言えませんが,仮にここでは,[真心の歌]あるいは[寛大の歌]の付与対象のキャラクターは,クリティカル率35%,クリティカルダメージ150%で想定します. (ここから上がる分には,上昇量が減るため影響は小さくなります.)

この場合のそれぞれのダメージの期待値は以下のとおりです.

#状態期待値計算式上昇倍率
1[寛大の歌] なし1.175=0.65 * 1.00 + 0.35 * 1.50
2塑像0 の[寛大の歌]1.385=0.45 * 1.00 + 0.55 * 1.701.18 (≒1.385/1.175)
3塑像1 の[寛大の歌]1.52=0.35 * 1.00 + 0.65 * 1.801.10 (≒1.52/1.385)
4塑像3 の[寛大の歌]1.675=0.25 * 1.00 + 0.75 * 1.901.10 (≒1.675/1.52)
リアルダメージ系キャラクターの場合
#状態期待値計算式上昇倍率
1[寛大の歌] なし1.175=0.65 * 1.00 + 0.35 * 1.50
2塑像0 の[寛大の歌]1.585=0.35 * 1.00 + 0.65 * 1.901.35 (≒1.585/1.175)
3塑像1 の[寛大の歌]1.75=0.25 * 1.00 + 0.75 * 2.001.10 (≒1.75/1.585)
4塑像3 の[寛大の歌]1.935=0.15 * 1.00 + 0.85 * 2.101.11 (≒1.935/1.75)
メンタルダメージ系キャラクターの場合

この仮定の場合,塑像0 → 塑像1 または塑像1 → 塑像3 で[寛大の歌]を付与時のダメージは,およそ1.10倍または1.11倍程度の向上が期待できます.

この上昇は,メインディーラーのスペルすべて(=通常スペル及びアルティメット)に対して継続的に期待ができるため,非常に強力だと思います.

他の塑像効果についても触れておきましょう.

塑像2及び塑像4では,[真心の歌]の追加ダメージの効果が上昇します.

仮にランク1/2/3が200/300/500%の単体攻撃スペルで考えた場合,塑像0 → 塑像2では,

ランク1/2/3 : 250/420/700% → 280/450/730%

のような倍率に変化します.

この場合の倍率としては,ランク1/2/3 : 1.12/1.07/1.04倍となり,ランク1時点では上昇量も大きいのですが,ランクが上がるごとにスペル自体の倍率と元々の[真心の歌]の効果が高いため効果が薄れます.

[寛大の歌][真心の歌]との付与の難易度を考慮外としたとしても,そこまで狙って行うほどの塑像ではないかなと思います.

#状態スペル倍率 : ランク1/2/3ベースからの上昇量 : ランク1/2/3上昇倍率 : ランク1/2/3
1[真心の歌] なしベース倍率 : 200/300/500%1/1/1
2塑像0 の[真心の歌]+50/120/200%1.25/1.4/1.41.25/1.4/1.4
3塑像2 の[真心の歌]+80/150/230%1.4/1.5/1.461.12/1.07/1.04
4塑像4 の[真心の歌]+110/180/260%1.55/1.6/1.521.11/1.07/1.04
[真心の歌]の増加倍率

塑像5に関しては,正直良くわからないんですよね….

1度のアルティメット「遠く,明るいもの」で予備スペル[励ましの歌]を1枚多く獲得できるようになり,ヴィラに行動回数をより割かなくても良くなるという明確なメリットは存在します.

このため,MPとひらめきの1点分に関しては,アルティメット発動するたびに明らかなメリットとして発生しそうです.

後述でも確認しますが,[ルサールカ]状態の3ターンと解除後の1ターンで,MPを5点溜めることが難易度と[真心の歌]の付与状態が影響しそうだと思います.

スペル1「高揚する心」の発動回数に関しては大きな変化はありませんが,アルティメット「遠く,明るいもの」の発動回数とその他の行動回数に変化があるかなと言った形ですね.

キャラクタービルド

心相

バージョン 1.8で追加された心相である「夜は明ける」を記憶することになると思います.

2ターン継続の効果である[寛大の歌]または[真心の歌]を継続的に付与する必要がある都合上,定期的に単体バフ系スペルであるスペル1「高揚する心」を発動することになります.

心相増幅で単体バフ系スペルに反応して追加の回復を行う効果があるため,ヴィラと非常に相性が良いです.

また,ヒーラーを複数編成して,ヒーラー用の心相を取り合うことは基本的にはないと思うので,ヴィラが「夜は明ける」以外を記憶することはないと思います.

夜は明ける
心相名夜は明ける
攻撃力360
HP2,700
リアル防御力150
メンタル防御力180
回復率18.0 %
心相増幅 Lv.5記憶者が単体バフ系スペルの発動後,最も残りHP割合の低い味方のHPを自身の攻撃力×48%分回復する.(毎ターンで最大1回まで発動)
夜は明ける (Lv.60時点)

共鳴

ヴィラで影響があるのは,耐久面と回復量に影響するステータスです.

洞察II の効果により,ダメージ軽減はある程度確保できる見込みがあるため,可能な限りは回復量を優先したいですね.

また,ないとは思いますが,[寛大の歌]をヴィラ自身に付与した場合でも,特に共鳴のはめ込みに変化はありません.

ヴィラ 共鳴 (2)
ステータス詳細
HP+ 815
+ 13.0%
攻撃力+ 135
+ 22.5%
リアル防御力+ 61
+ 12.0%
メンタル防御力+ 61
+ 12.0%
クリティカル率+ 22.5%
クリティカル耐性率+ 14.0%
クリティカルダメージ+ 10.0%
クリティカル防御力+ 0.0%
ダメージボーナス+ 2.0%
ダメージ軽減+ 3.5%
共鳴ステータス (Lv.10)

耐久が高いとは言わないので,ダメージ軽減も取りたい場合は,任意にクリティカルが上昇する4マス思念を1つか2つダメージ軽減が上昇する思念に変更するのが良いかなと思います.

また,共鳴Lv.15 でも同様で良いと思います.

一応,共鳴減衰を伴うため好みではありませんが,共鳴Lv.15の場合は3マスの思念を4個はめ込むことでより期待値を上げられます.

ただ,ほとんど誤差であるため,上記のはめ込みで良いと思います.

運用

戦闘開始

ヴィラは洞察効果により,戦闘開始時にMPを獲得します.

メンタルダメージ系のキャラクターがヴィラを除いて,2キャラクター存在した場合は,ヴィラのMPは戦闘開始時は3点から始まります.

基本的には最速で[ルサールカ]状態になりたいため,スペル1の発動は確定で良いですが,残り1点分のMPの獲得には,[強固]付与の効果しかないスペル2「無言の歌」の発動か不要な移動のいずれかが必要になります.

個人的な好みで言えば,MP獲得で移動→合成の流れを行いたいため,スペル2「無言の歌」を保持する形で不要な移動によるMP獲得の方が良いかなと思います.

このため,1ターンの形としては,スペル1「高揚する心」と移動でMPを5点まで溜めたいですね.

とは言え,他のキャラクターのスペルが欲しい等あると思うので,この辺は好みです.

[ルサールカ]状態の維持

前提として,戦闘進行中は,メインディーラーに可能な限り[真心の歌]が付与された状態を維持するのが望ましいです.

[真心の歌]を付与できるのはヴィラが[ルサールカ]状態でスペル1「高揚する心」を発動した場合だけですので,以下の状態を継続する必要があります.

  • スペル1「高揚する心」を手札にキープする.
  • アルティメット「遠く,明るいもの」を継続的に発動する.

特に現在の手札を維持する必要がない場合は,スペル1「高揚する心」を「はじまりの刻み」によるシャッフルで確実に入手することもできます.

ただ,ランクアップしたメインディーラーの高ランクスペルが別のスペルに変わったりするため,可能な限りはタイムキーパー側で管理できるようにしたいですね.

まず,[ルサールカ]状態と[真心の歌]の付与についておさらいしましょう.

  • [ルサールカ]状態でスペル1「高揚する心」を発動した場合,2ターンの[真心の歌]を付与できる.
  • 残りターンが1ターンの[寛大な歌]が付与された状態でアルティメット「遠く,明るいもの」を発動した場合,[真心の歌]が付与され直し,2ターンの[真心の歌]が付与された状態に変化する.
  • [真心の歌]が付与された状態で,[ルサールカ]状態が解除されても,ターン数が残っている場合は,[寛大な歌]に変化はせず,[真心の歌]が維持される.
  • スペルが手札に補充された後にターン開始の[ルサールカ]状態解除の順番になるため,MPの状態にかかわらず解除後は1ターン[ルサールカ]状態ではないターンが発生する.

上記のことから,MPを無駄にしないために,以下のような形でスペル1「高揚する心」とアルティメット「遠く,明るいもの」を発動するようにしましょう.

  1. アルティメット「遠く,明るいもの」発動の前ターンにスペル1「高揚する心」発動する.
  2. アルティメット「遠く,明るいもの」発動後にスペル1「高揚する心」発動する.

ここから,メインディーラーに[真心の歌]を維持するためのヴィラの行動パターンを考えましょう.

ターン数ヴィラの状態付与状態必要な行動備考
0ターン目[寛大の歌]スペル1を発動[寛大の歌]のターン.
1ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]アルティメットを発動
2ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]
3ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]スペル1を発動
4ターン目[真心の歌]
5ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]アルティメットを発動
スペル1を発動
後者のパターンと同様になる.
1. アルティメット「遠く,明るいもの」発動の前ターンにスペル1「高揚する心」発動する場合
ターン数ヴィラの状態付与状態必要な行動備考
1ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]アルティメットを発動
スペル1を発動
このターンが少し忙しい.
2ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]
3ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]スペル1を発動
4ターン目[真心の歌]
5ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]アルティメットを発動
スペル1を発動
2. アルティメット「遠く,明るいもの」発動後にスペル1「高揚する心」発動する場合

この際,アルティメット「遠く,明るいもの」を発動後に次のアルティメットの発動までにヴィラが獲得可能なMPはいずれの場合でも2点です.

つまり,1ターン目と4ターン目間でMPが3点足りません.

この時に取り得る選択肢は,以下のとおりです.

  • ヴィラ自身を対象に[励ましの歌]を発動する.
  • スペル2「無言の歌」で合成を行う.
  • スペル2「無言の歌」を発動する.

まず,自身を対象に[励ましの歌]を発動した場合でも,MPが1点足りないため,行動回数の消費は必要です.

移動 → 合成によるMPの獲得は,行動回数1回でMPを2点獲得できますが,スペル1「高揚する心」は継続的な供給が必要なため,基本的にはスペル2で行う方が望ましいと思います.

加えて,洞察III により,ヴィラがスペルを使用しなかった場合に回復が行えます.

このため,可能であればスペル2「無言の歌」を発動するターンは,スペル1を発動するターンと揃える方が望ましいです.

特に,ランク1でスペル2「無言の歌」を発動するぐらいなら,[強固]の付与こそありませんが,HPの面だけで言えば,洞察効果で回復し,MPは[励ましの歌]をヴィラ自身に発動した方がパーティー全体のHP水準を高く保てるため,ランク1のスペル2「無言の歌」を発動したい場合はより発動ターンを考える必要があります.

通常は,後者のパターンをループすることになるとは思いますが,ヴィラに2回の行動回数を割くことになるターンに[真心の歌]が付与されている必要は必ずしもあるか,という話もあります.

この場合,いっそメインディーラーで行動しない準備ターンとして,以下のような形で1度前者のパターンに入り直しても良いかと思います.

ターン数ヴィラの状態付与状態必要な行動備考
1ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]アルティメットを発動
スペル1を発動
2ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]
3ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]スペル1を発動
4ターン目[真心の歌]
5ターン目[寛大の歌]スペル1を発動
スペル2を発動
準備用のターンを追加.
[寛大の歌]のターン.
6ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]アルティメットを発動
準備用のターンを追加したパターン

塑像5の場合

塑像5では,[ルサールカ]状態の持続ターン数が4ターンになります.

その時のパターンを考えてみましょう.

ターン数ヴィラの状態付与状態必要な行動備考
0ターン目[寛大の歌]スペル1を発動[寛大の歌]のターン.
1ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]アルティメットを発動
2ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]
3ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]スペル1を発動
4ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]
5ターン目[寛大の歌]スペル1を発動0ターン目と同様.
6ターン目[ルサールカ]状態[真心の歌]アルティメットを発動1ターン目と同様.
塑像5の時のパターン

塑像4までと異なる点は,[ルサールカ]状態が解除されたターンの[真心の歌]の維持ですね.

[ルサールカ]状態が4ターンの場合,[ルサールカ]状態が解除されるターンと[真心の歌]が解除されるターンが常に重なることになります.

このため,スペル1「高揚する心」をより多く消費するか,[寛大の歌]を発動する準備のターンを設ける必要が出てきます.

[励ましの歌]の獲得機会が増えるため,MP管理を含め運用は簡易になりそうですが,基本的には行動回数の節約がメインで,塑像効果として塑像1や塑像3ほどの戦闘へ影響はなさそうという感想です.

解除されるターンがかぶるのが問題となり,塑像5にしない方が良いみたいなことにはならないと思いますが.

評価

ヴィラは自身では攻撃用のスペルを一切持たず,ヴィラだけだとステージをどう頑張ってもクリアできないという衝撃のキャラクターです.

ただ,パーティーメンバーとして編成した場合,行動回数を消費せずにある程度の回復を賄うこともできる,ヒーラーとサポーターを兼備した非常に強力なキャラクターでもあります.

洞察効果が回復率でない点や回復スペルのメイン効果が単体回復である点から,単純な即時回復能力としては,純粋なヒーラーキャラクターに劣る場面もあると思います.

しかし,[真心の歌]を付与することで,メインディーラーの火力を非常に強化することが可能で,パーティーの編成枠を圧迫せずにメインディーラーをサポートできる点は非常に強力です.

洞察効果や[寛大の歌]の効果を考慮すれば,基本的にはメンタルダメージ系の通常スペルを中心としてダメージを与えるアタッカーと編成することになると思います.

特に同じ本源かつランクアップによる[真心の歌]のダメージ追加効果を最も享受できるマーカスとは非常に相性が良いと思います.

とは言え,クリティカル率とクリティカルダメージの追加上昇分は有りませんが,4人編成のステージである場合は,リアルダメージ系のキャラクターをメインディーラーに据えたとしても十分に活躍できると思います.

主な活躍場所はたてがみ手配書となってくるとは思いますが,短/中期戦でも十分に活躍するキャラクターだと思います.

最後にざっくりとですが,火力の上昇倍率を考えて終わりましょう.

塑像0のヴィラで,[真心の歌]を付与する対象が,本記事中の以下のような仮定のキャラクターの場合を考えます.

  • メンタルダメージ系キャラクター
  • クリティカル率35%
  • クリティカルダメージ150%
  • ランク1/2/3が200/300/500%の単体攻撃スペルを持つキャラクター

各記事中の計算より,[真心の歌]を付与した際のランク1/2/3を発動した際の上昇量は,それぞれ以下のような結果になります.

ランク1/2/3 = 1.69/1.89/1.89倍 (≒1.35 * 1.25/1.4/1.4)

素晴らしい上昇量ですね (アルティメットやランクのないスペルなどは,クリティカル周りの恩恵だけであるため,1.35倍です).

ヴィラ自身が攻撃性能を一切持たないとは言え,メインディーラーにここまで大きく火力を期待できる上昇を行える補助能力は単純すごいですね… (あくまで計算上の話です).

終わりに

以上, ヴィラの紹介でした.

本源相性が微妙ですが,アルティメット後に高ランクの追撃を行えるカーラ・ボナーとも相性が良いですかね.

1.7 バージョンで「仙島の奇観」に編成した際は,ランク3相当の追撃では[雷の如く]のスタックが1しか溜まりませんでしたが,確認した限り[真心の歌]の効果は追撃に加わっていそうです.

ヴィラの話ではないですが,どういうことなんでしょうね?

…ヴィラについては,特に追加で言うこともないです.

お読みいただきありがとうございました.

召喚時の動画も置いておきます.

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